ビットコインを現金に換金する方法は？手数料や税金、レートなどで損しない方法を徹底解説

ビットコインの売買にチャレンジしてみたものの、現金に換金する方法が分からず困ることも多いのではないでしょうか。

自分の使い方に合ったぴったりの換金方法を見つけられるよう、4つのビットコイン換金方法をご紹介します。

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ビットコイン（BTC）を日本円に換金する方法4選

せっかくビットコインを入手しても、換金方法が分からないと収益を得られなかったり、予想外の手数料を支払わなければならなくなったりします。

ビットコインを換金する方法は4つあるので知っておきましょう。

では、それぞれの換金方法について詳しく解説していきます。

仮想通貨取引所で換金する

ベーシックな方法は、取引所で指値を行うことです。

取引所では多くのトレーダーが存在していますが、少しでも安く入手したい買い手と少しでも高く売りたい売り手がいるため、相場の流れを読むのはとても大切です。

相場に比べてあまりにも高い指値に設定すると、誰も購入しないでしょう。

換金したいのに、いつまでもビットコインのまま残されているという状況になりかねません。

販売所では誰かが指値で買ってくれるのを待たなくても、確実に換金できます。

しかし、販売所での買取価格は取引所に比べてかなり低いため、収益を得たいなら販売所よりも取引所を利用することがおすすめです。

ビットコインATMを利用する

ビットコインは専用のATMを使って換金する方法があります。

ただし、日本に設置されている10数台のATMは現在稼働していない可能性もあるので、事前にチェックが必要です。

今後、ビットコインATMが再開すれば現実的な換金方法として使えますが、仮想通貨法の規制に伴い利用しにくい現状にあります。

必要な情報をATMに登録し、送金先のQRコードを読み取らせた後に指定アドレスへビットコインを送金すれば現金が引き出せるようになる仕組みになっています。

ただし、地方にはビットコインATMがなく手数料も2％～10％と高めなのであまりお勧めできない方法です。

バンドルカードを使う

ビットコインなどの仮想通貨市場が発展している昨今、仮想通貨で直接決済できる店舗やサービスが増えています。

特に知名度の高いビットコインをお支払い方法として選べる場所は日々拡大しているので、換金する手間を省けるでしょう。

残念ながら実店舗でビットコインを使える場所は限定されているため、バンドルカードを活用する方法がおすすめです。

「円」のかわりにビットコインをチャージして、全国のVisa加盟店で支払いできる便利なカードです。

Visaの加盟店は国内だけでなく世界中に4400万店舗以上あるので、ビットコインを現金に換えなくてもショッピングで自由に使えるでしょう。

ビットコインを手持ちの現金に換えるよりも、バンドルカードにチャージすれば換金が短時間で済むので便利です。

仮想通貨デビットカードを使う

仮想通貨をチャージして、カードとして利用できるデビットカードやサービスは多数あります。

その中でも特に使いやすくておすすめなのは「仮想通貨デビットカード Hcard」です。

Hcardは350USDの入会金を支払えば、最短3日で入手できて年会費無料です。

ビットコインはもちろん、ライトコイン・USDT・イーサリアム・リップル・ビットコインキャッシュを含んだ6種類の仮想通貨をUSDに振り替えられるのも魅力のひとつ。

Mastercardブランドのデビットカードなので、オンラインショッピングや実店舗の加盟店で利用できます。

ビットコイン（BTC）を換金するタイミングは？

ビットコインは「買って売ればもうかる」という単純な仕組みではないため、換金する良いタイミングを見計らう必要があります。

保有しているだけでは、含み益が出たとしても実際に収益を得ているわけではありません。

ここでは、ビットコインを換金するベストなタイミングを3つご紹介します。

①ビットコインの価格が上昇しているとき

ビットコインを換金する理想のタイミングは、ビットコインの価格が上昇しているときです。

相場を見計らってもっとも高くなったタイミングで、高い指値で売りましょう。

いつ、「ビットコインの価格が最も高くなるのか」をリアルタイムで知ることは不可能でしょう。

「まだ上がると思っていたら下落してしまった」という経験を重ねている投資家は少なくありません。

もっと値上がりするかも…と考えて損をするより、早々と利確して換金したほうが良いのです。

②重大ニュースがあったとき

ビットコインに関連する重大ニュースが発表されたときは、大きく値動きする可能性が高いです。

重大ニュースが発表された時点で素早く利確できるよう、仮想通貨に関するニュースを日々チェックしておくことも大切です。

③あらかじめ決めた価格になったとき

ベストタイミングで換金する最も簡単な方法としては、自分であらかじめ決めた価格になったときです。

購入時にテクニカル分析などを取り入れて価格予想を行い、換金するときの価格をいくらにするかを決めておくと、価格変動に惑わされることがなくスムーズに取引できるでしょう。

価格に併せて期間も決めておくとより良いです。

自分なりのタイミングを決めておくことで、冷静な判断ができます。

株の適切なタイミングというのは経験を重ねなければ難しいということを認識しつつ、取引を行いましょう。

ビットコイン（BTC）の換金を仮想通貨取引所で行う方法

ビットコインを換金する方法はいくつかありますが、仮想通貨取引所で取引する方法が最も一般的といえます。

では、この方法をもう少し詳しくみていきましょう。

ビットコインを仮想通貨取引所で交換する場合には、2通りの方法があります。

それでは、順番に詳しくみていきましょう。

ビットコインを販売所で換金する場合

販売所で交換する相手は『業者』です。

そのため、取引所での売買のように指値で価格を検討する必要はありません。

自分が取引したい金額を入力するだけで、即座に売買を行えますので非常に簡単です。

しかし、販売所の場合スプレッドが大きいため取引所で売買するよりも手数料が多くかかります。

取引成立はしやすいものの手数料が大きいため、利益は出にくいといえます。

ビットコインを取引所で換金する場合

取引所で取引する相手は、ユーザーです。

そのため、自分が取引したい指値を指定し、その金額で購入したい相手がいた場合に初めて取引が成立します。

注意点としては、相場より高すぎる指値を設定すると交換が成立しないという点です。

相場を読み、換金してくれる相手がいるぎりぎりのラインで売りに出すことが重要です。

初心者では相場が読みづらく、自分が売買したいタイミングで取引を成立できない場合がありますので取引にある程度慣れてきた場合に利用するのがおすすめです。

とはいえ、販売所よりもスプレッドが低いため利益獲得するためには取引所の利用は欠かせません。

慣れてきたら早めに取引所での利用に切り替えましょう。

ビットコイン（BTC）の換金でかかる税金の抑え方

初めて仮想通貨にチャレンジした人の中には、税金について理解せずに収益を出してしまったケースも多々あります。

ビットコインに限らず、仮想通貨の取引で一定の利益を上げた場合は確定申告が義務付けられています。

参考：国税庁　確定申告書・暗号資産の取引に係る収入がある場合

雑所得は総合課税の対象のため、給与所得や事業所得などは他の所得と合算して計算されます。

所得が高いほど税率が高くなる、超過累進税率が適用されますので注意しましょう。

もし、ビットコインで年間4,000万円以上稼ぐと45％は税金として徴収されてしまうので、その点はきちんと把握しておかなければなりません。

ビットコイン（BTC）を換金できる仮想通貨取引所の手数料比較

この章では、仮想通貨取引所の手数料について解説します。

以下の表では、人気のある仮想通貨取引所5社の手数料を比較していますので参考にしてください。

ビットコインを換金するには2種類の手数料が関係しています。

取引所や販売所で換金する場合の取引手数料と、口座へ日本円として振り込む際の出金手数料です。

ビットコインを売買した際にかかる手数料は販売所と取引所では異なるケースが多いため、注意してください。

例えば、上記の一覧表を見るとビットフライヤーは販売所でビットコインを換金した場合の取引手数料は無料ですが、取引所で指値を提示して売った場合の取引手数料は「0.01％～0.15％」となっています。

このように、販売所と取引所では手数料に関して差がでますのでよく確認しましょう。

最低出金額や手数料を表にしてマーケットプライスを比較すると、換金に一番おすすめの仮想通貨取引所はコインチェックだと言えるでしょう。

なぜなら、コインチェックでは、販売所の取引手数料は無料だからです。

ビットコイン（BTC）を換金する時の注意点

ビットコインを換金するときにはいくつか注意点があります。

順番に解説していきます。

換金のタイミングを見極める

一度換金してしまうと利益が確定してしまいますので、売買するタイミングは十分に検討しましょう。

もし換金してしまった後に、さらに値上がりした場合は本来得られるはずだった利益を取り逃してしまいます。

その逆もしかりで、換金のタイミングによっては暴落してしまうということも考えられます。

そのため、あらかじめ『いくらになったら売る』『いくらになったら買う』といったボーダーラインを設定しておくことが重要です。

値動きを予測するのは非常に難しいため、感情的にならず損切りすることが利益獲得のためには必要といえます。

ビットコインを他の通貨と交換すると換金扱いされる

値上がりしたビットコインを他の仮想通貨と交換した場合も、課税対象です。

交換元の暗号資産の値上がり益に対して、税金の支払い対象となりますので注意しましょう。

例えば
1BTCが200万円のとき4ビットコイン購入し、その他の仮想通貨が時価70万円の時に1ビットコインだけ変えた場合

上記計算式に充てはめると
70万円ー（200万円÷4BTC）×1BTC＝20万円

所得金額は20万円となります。

※上記の購入価額とは他の仮想通貨を購入する際に支払う仮想通貨の総額を日本円に換算した金額とします。

参考：国税庁　仮想通貨に関する所得の計算方法について

それぞれかかる手数料を把握しておく

ビットコインを現金に換算する場合には様々な手数料がかかります。

主に、取引手数料と入出金手数料が挙げられます。

その他にも、レバレッジ取引の場合は借入手数料やスワップ手数料もかかります。

各手数料は利用する販売所や取引所によって異なりますので、よく把握しておきましょう。

また、上記の手数料以外にも銀行口座へ出金するときにも一律407円かかりますのである程度まとめて出金することをおすすめします。

ビットコイン（BTC）の換金に関してよくある質問

このように感じている方のために、ビットコインを換金する際によく聞かれる質問についてお答えしましょう。

日本円や海外の法定通貨に換金する方法や注意点について触れていますので、気になっている質問があればぜひチェックしてみてください。

ビットコインを法定通貨に換金したい場合はどのような方法がありますか？

ビットコインを日本の法定通貨、つまり円に換金する方法は主に2種類です。

コインチェックやGMOコインなど、仮想通貨マーケットプレイスの取引所でビットコインを売却すれば、日本円を出金できます。

販売所と取引所の2種類がありますが、できるだけ高くビットコインを売りたいなら取引所で相場に則った指値を提示することがおすすめです。

ビットコインを海外の法定通貨に換金する場合はどのような方法がありますか？

ビットコインを海外の法定通貨に換金したい時におすすめの方法は、現地に設置されているビットコインATMを利用することです。

2021年10月時点で、全世界に29,000台以上の仮想通貨ATMが設置されています。

たとえば、アメリカに設置されているビットコインATMを利用してビットコインを売却すれば、アメリカの法定通貨であるUSDを受け取れるのです。

法定通貨は銀行を介して海外送金すると、着金までに数日かかるうえに数千円の手数料が発生するのに対して、ビットコインは手数料無料で送金できます。

しかし、ビットコインを現地の法定通貨として受け取りたいのであれば、やはりビットコインATMの利用が必要になるでしょう。

ビットコインを法定通貨に換金する際に気をつけることはありますか？

ビットコインは今注目されている仮想通貨ですが、実際に取引を始めたり換金したりする前に知っておきたい注意点があります。

ビットコインを法定通貨に換金すると、利益を得ることになります。

もし、100万円のビットコインを購入し、価格上昇後に110万円で売却した場合に換金すると10万円の利益が発生しています。

仮想通貨の売買で得た利益は雑所得ですので、課税対象です。

ビットコインを利用するときには、法定通貨に換金できるお得な方法があるかどうかをチェックしてください。

出金手数料や、取引所・販売所での売買手数料はマーケットプレイスによって大きく違うので、出来るだけ無料で利用できるところを探すようにおすすめします。

ビットコイン（BTC）の換金：まとめ

ビットコインを換金する場合は、様々な手数料があり、さらに利用する販売所や取引所によっても差があることがわかりました。

1件の手数料は少額でも、数が増えるごとに手数料はかさんでいきますので、なるべく手数料は安い取引所を利用しましょう。

また、税金の種類も通常の株取引とは異なりますのでしっかり把握した上で仮想通貨の取引を始めることをおすすめします。