つみたてNISA・NISAおすすめ銘柄・優良口座ランキング｜初心者でもわかる簡単解説

つみたてNISAといった言葉を聞いたことはありますでしょうか。

金融庁が発表した個人家投資家に対する税制優遇制度がでNISAです。

また2018年に発表されたのがつみたてNISAであり、一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益が非課税になります。

それではこの記事ではつみたてNISAの説明と、おすすめの銘柄をご紹介していきます。

NISAとは

金融庁ではNISAを以下のように説明しています。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。

NISAは、「NISA口座（非課税口座）」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA（Individual Savings Account=個人貯蓄口座）をモデルにした日本版ISAとして、NISA（ニーサ・Nippon Individual Savings Account）という愛称がついています。

引用：金融庁

NISAは2014年1月に開始された、税制優遇制度のことをいいます。

毎年120万円まで非課税となり、株式や投資信託において配当や譲渡益等が非課税対象となるのです。

NISAには以下の2種類があります。

• ジュニアNISA
• つみたてNISA

ジュニアNISAは未成年を対象に2016年からはじまった小額投資に対する非課税制度のことをいいます。

年間で80万円分非課税投資枠が設置されており、株式や投資信託において配当や譲渡益等が非課税対象となるのです。

それではつみたて制度とはどのような制度でしょうか。次から詳しく説明していきます。

つみたてNISAとは

つみたてNISAは、低手数料で頻繁に分配金を受け取ることができる、短期的・機会的な投資をサポートするための非課税制度です。

つみたて NISAは、2017年より開始した特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。

つみたてNISAの対象商品は、短期の機会的な投資に適した公募株式投資信託や上場投資信託に限定されています。

手数料が安く、分配金の頻度も少ないため、投資初心者を含む幅広い年齢層の方が利用しやすいのが特徴です。

2021年9月現在でつみたてNISAの制度は2037年までとなっています。

これ以降延長する可能性もありますが、現状投資信託の購入をすることができるのは2037年までということです。

以下のように1人1口座となっており、新規投資額で毎年40万円までが上限となります。

また非課税投資枠は20年間で最大800万円までとなるのでご注意ください。

つみたてNISAに関する注意点

つみたてNISAを運用する前に注意点をご紹介していきます。

口座開設

• 一人につき一口座のみ
• 金融機関の変更時の注意点
• 年単位での変更時の注意点

一人につき一口座のみ

NISA口座はつみたてNISAもしくは一般NISAのいずれかしか口座を開設することはできません。

また一人につき一口座しか開設することができないので十分ご注意ください。

金融機関の変更時

NISAつみたては途中で金融機関を変更することができます。

しかし変更を検討しているその年の9月末までに、変更の手続きを済ませるようにしてください。

またもしその年にNISA口座において金融商品を購入している場合は、翌年の投資分からしか変更することはできません。

金融機関を変更した場合、変更をする前の金融機関におけるNISA口座は追加して金融商品を購入することができなくなります。

年単位での変更時

年単位でもつみたてNISAまた一般NISAの変更が可能です。

しかし変更をする場合前年の10月から12月の間に、金融機関において変更の手続きを終わらせないとまた来年の手続きになります。

非課税投資枠

つみたてで購入をすることができる非課税投資枠は年間で40万円までとなっています。

もし40万円に満たなかった場合でも、翌年への繰り越しはできません。

口座間移動・損益通算

もしNISA口座において保有している投資信託が値下がりした状態で売却をすると損出がでます。

もし他の口座において利益がある場合でも悩殺をすることはできません。

またNISAの口座以外で保持している金融商品を、NISA口座へ移動することはできません。

ETFは注意が必要

ETFの分配金に関しては、証券会社を通して受け取らないと非課税の対象にはならないので注意をしてください。

また株式数比例配分方式を選んでいる場合のみ非課税となります。

特別分配金の取り扱い

投資信託の分配金のうち、現本払戻金は元本の払い戻しに相当します。

つまりこれは利益とはならないためもとから非課税です。

そのためNISAのメリットとは直接関係ありません。

非課税期間である20年が終わった場合

非課税期間である20年が終わった場合に関しては、日本証券業業界が以下のように説明をしています。

20年をこえたあとの分配金や売買益などは課税対象になります。

ただ非課税対象が課税対象に代わるだけで、そのほかの点で変化はありません。

（1）非課税期間20年間が終わると、つみたてNISA勘定内のETFや株式投資信託は、特定口座や一般口座などの課税口座に移り、その後の分配金や売買益等については課税されます。（注1）

（2）なお、つみたてNISA勘定は一般NISA勘定と異なり、ロールオーバー（非課税期間終了後、翌年の非課税枠を利用してつみたてNISA勘定での保有を続けること）はできません。

引用：日本証券業業界

つみたてNISAに対応している銘柄とは

それぞれの証券会社などにおいて、扱っている銘柄は100以上であることがほとんどです。

まずつみたてNISAを運用する目的にあった銘柄を選ぶことが重要です。

それではそれぞれの目的にあった銘柄をご紹介していきます。

2021年現在でつみたてNISAの対象になっているのは以下のように199本です。

商品には国内、内外、海外と3種類あり、さらに公募投信やETFといった種類にわけられます。

参照：金融庁

上記のようにさまざまな種類においてつみたてNISAに対応している商品が増えています。

またカッコ内はつみたてNISAは開始した当時の本数ですが、3年間で増えているのがわかります。

つまりつみたてNISAを運用する場合、これらの商品から選ぶ必要があります。

またこれらの商品を運用している証券会社のサービスも異なってくるため、内容を把握して商品を選ぶことが大切です。

コストを削減したい方におすすめのつみたてNISA銘柄

つみたてNISAで投資信託を購入する場合購入時は手数料を支払い必要がありません。

しかし管理や運用をする際に、信託報酬が発生します。

投資信託を運用するうえでリターンを得ることはもちろんですが、できるだけコストを抑えたいものです。

ここではコストを抑えられる銘柄をご紹介していきます。

eMAXIS Slim国内株式（日経平均）（三菱UFJ国際）

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

基本情報

ｅＭＡＸＩＳ　Ｓｌｉｍ

ｅＭＡＸＩＳシリーズは三菱ＵＦＪ国際投信が運用しているノーロード（購入時手数料がかからない）ノーインデックスファンドシリーズです。

その中でもｅＭＡＸＩＳ　Ｓｌｉｍはコストにこだわった資産形成ツールとなっています。

国内外の株式や国内外の債券、国内外のリートなどさまざまな投資対象があります。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 愛称：楽天・バンガード・ファンド（全世界株式）

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 愛称：楽天・バンガード・ファンド（全世界株式）があれば、日本のほか、先進国や新興国などの国々の株式に分散投資が可能です。

約8,800の銘柄に投資が可能となっています。

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

SBI・V・S＆P500インデックス・ファンド 愛称：SBI・V・S＆P500

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

参照：SBI

ETFに投資を薄ることにより、アメリカの代表的な株価であるS&P500指数に連動していきます。

ファミリーファンドで運用しています。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

購入、換金の手数料が一切ないニッセイ外国株式インデックスファンドです。

シンプルでわかりやすいインデックスファンドであるため、運用内容を把握しやすい特徴があります。

このファンド1本で、先進国の株式への分散投資が可能です。

信託報酬の割合も設定が0.39％だったのですが、2017年には0.189％とだんだんさがっています。

これらのことから投信ブロガーが選ぶFund of the Yearに4年連続で入賞しています。

海外投資をしたい方におすすめのつみたてNISA銘柄

投資信託は国内だけでなく海外での投資も可能なのですが、つみたてNISAにおいても同じです。

幅広く分散投資を行うことができるのですが、それぞれのファウンドに投資するのではなく、1本ですべてを完結させることができます。

それぞれの商品には特徴があり、どのような組み合わせにしていいのか迷っている方でも安心です。

また投資信託初心者にとっても優しい仕組みだといえるでしょう。

それでは海外取引ができるつみたてNISAの銘柄をご紹介していきます。

三井住友・DC年金バランス70（株式重点型） 愛称：マイパッケージ

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

主な運用対象はバランス型であり、為替ヘッジは行っていません。

国内株式がおよそ半分の49.49％、先進国株式が20.46％、国内債券が14.93%、先進国債券(除く日本) 10.08%、短期金融資産 5.04%の割合になっています。（2021年3月31日現在)

世界経済インデックスファンド

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

多くのマザーファンドを通すことにより、国内さらに先進国の株式や公社積に分散投資をすることができます。

株式と債券の割合は株式が75％、債券が25％となっています。

固定配分で高リスクのバランス型であり、為替ヘッジはありません。

ダイワ・ライフ・バランス30

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

さまざまなマザーファンドを通すことによって、国内外の株式また債券に投資をすることができます。

低リスクまた固定配分のバランス型であり、安定した運用をすることができます。

またFTSE世界国債インデックスを合成した指数に連動をすることを目標としています。

eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

ｅＭＡＸＩＳシリーズは三菱ＵＦＪ国際投信が運用しているノーロードなのですが、ここでご紹介するのはバランス（８資産均等型）です。

シンプルなプランで低コストを提供しており、長期、分散、積立とさまざまな資産形成をすることができます。信託報酬は 0.154％以内（年率・税込）となっています。

DCニッセイワールドセレクトファンド（株式重視型）

数値は2021年9月29日現在

参考：SMBC日興証券

世界の株式や債券に投資することを主な目的としたファンドです。

国内外の株式や債券に投資するバランス運用をしており、国内外の株式市場や債券情報の動きを把握します。

ファンドの購入時、換金時に手数料や信託財産留保額は必要ありません。

毎日必要な費用

運用管理費用として年率0.154%（税抜0.14%）分をかけた額を負担する必要があります。

また監査費用として年率0.011%（税抜0.01%）分をかけた額を負担する必要があります。

この他に組入有価証券の売買委託手数料、信託事務の諸費用および借入金の利息等は負担する必要があります。

つみたてNISAおすすめの銘柄まとめ

つみたてNISAは2037年までの政策であり、投資信託の購入をすることができるのは2037年となっています。

年金問題など老後が心配という方、将来的に貯蓄が必要という方におすすめです。

2018年に発表して以来つみたてNISAに対応している商品の本数が増えています。

2021年6月現在で合計199本がつみたてNISAの対象となっています。

このうちわけは国内が49本、内外両方に対応している商品が98本、海外対応の商品が52本となっています。

これ以外にも公募投信（株式型と資産複合型）とETF対応があります。

またそれぞれに手数料やサービスの内容が異なるため、まずはつみたてNISAをする目的や対象を投資先を選び、さらにそれぞれの証券会社のサービスを比べて証券会社を選ぶことも必要となります。

つみたてNISAは2037年まで投資を非課税で購入することができます。

これを機会に試してみてはいかがでしょうか。初期費用があまりいらず、初心者にもやさしい商品もあります。