FXの自動売買は、現在は様々なタイプのツールがリリースされていて、初心者でも運用して利益を出していくことは十分可能です。
平日忙しく、日中はトレードができないという人も多い中、自動売買はとても役に立つシステムです。
この記事では、システムトレード自動売買のメリット・デメリット、ツールの種類、おすすめ口座まで初心者がこれからFX自動売買をするための情報をご紹介します。
- 自動売買は24時間ずっと取引してくれるのでチャンスを逃がさない
- 専門的な知識や分析が必要ないので初心者でも始められる
- 相場の急変には臨機応変な対応は期待できない
- 詐欺まがいの怪しいツールはスルーし、金融庁に登録されているものを選ぶ
- 初心者がこれから始めるならインヴァスト証券のトライオートFXがおすすめ!
監修者
桜井鉄郎さん
東証プライム上場の金融機関に勤務、主に住宅ローンの相談販売を担当。
顧客に対し最適な資金計画を提案、マイホーム購入に関連する法令・税額控除制度等について説明。FP業務と並行し金融・不動産に特化したライターとしても活動中。
<保有資格>1級ファイナンシャル・プランニング技能士,宅地建物取引士,証券外務員1種(日本証券業協会認定),ビジネス法務エキスパート(東京商工会議所認定)
FXのシステムトレード(自動売買)とは?
- 「どのような条件・タイミングで買うか」
- 「どのような条件・タイミングで売るか」
- 「どのような条件・タイミングで利益を確定するか」
- 「どのような条件・タイミングで損切りを行うか」
などの条件をあらかじめ、決めておき、その取引ルールに基づいて、機械的・継続的にトレードします。
通常、機械的・継続的にトレードすることを「システムトレード(シストレ)」と言いますが、ツールを用いる場合は、「自動売買」と呼びます。
自動売買は初心者や、日中忙しく取引ができないという方でも利用でき、自動売買の取引量は年々増加しています。
24時間「自動で取引」が可能となるので、是非活用してみましょう。
FXのシステムトレード(自動売買)と裁量取引の違い
裁量取引と自動売買取引の違いは、「取引を自分の意志でするのか?システムに任せるか?」です。
裁量取引は、全て自分で情報を集め、チャートを見ながら、ファンダメンタルズを参考に、どのタイミングで、どのくらいの売買をするかを決めていきます。
一方、自動取引は、あるシステムが勝手に自動で売買してくれるため、最初にルールさえ設定しておけば、あとはすべてシステムが取引をしてくれます。
最近では、日中や深夜に忙しい方が積極的に自動売買を始めているケースが多く、初心者でもあまり悩まずに取引できるので人気があります。
FXシステムトレード(自動売買)のメリット
最初にツールの設定さえしてしまえば、あとは自動で取引をしてくれる自動売買を使う人が増えていますが、はたして自動売買にはどんなメリットがあるでしょうか?
ここでは、代表的なメリット3つをご紹介します。
- 24時間チャンスを逃さない
- 感情に左右されない
- 専門知識や分析が必要ない
それでは、ひとつずつ詳しくみていきましょう。
24時間チャンスを逃さない
FXの自動売買の最大のメリットは24時間チャンスを逃さず取引ができることです。
FXは24時間取引が可能で、外国為替市場では常に取引がされていて「眠らないマーケット」と呼ばれます。
NY市場では、日本時間の深夜から早朝の値動きが大きく、この値動きが大きい時こそ、大きな利益がみこめます。
しかし、この時間にPCに張り付いてトレードできる人はごく一部です。
ところが、自動売買であれば、深夜・早朝でも、取引が可能なため、チャンスを逃すことがありません。
感情に左右されない
FXなどの投資の世界では、冷静さを失い失敗することがよくあります。
「損切のタイミングが合わず、注文を外してしまった」
「ロスカットに合い、焦ってつい新たなポジションを持ってしまった」
など、人間は焦りや欲の感情でつい、思わぬ失敗をしてしまうことも多くあるでしょう。
いついかなる場合でも、冷静沈着でいられるトレーダーなどはおそらく存在しないと思います。
ところが、自動売買では、一切感情に左右されることはなく、機械的に取引がされるので大きなメリットといえます。
専門的知識や分析が必要ない
FXの裁量取引では、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析をして売買をしていきます。
経済ニュースや金融政策を知り、将来の値動きを予想し、さらにはチャートやテクニカル指標から売買したりと、非常の多くの知識や経験が必要とされます。
一方、自動売買では、ストラテジーがあらかじめ取引ツールに組み込まれており、分析や売買タイミングで悩む必要はありません。
このように、自動売買では専門知識や分析が必要ないため、初心者にも多く使われています。
FXシステムトレード(自動売買)のデメリット
とても優秀な自動売買でも全てにおいて完璧ではなく、いくつかのデメリットがあります。
ここでは、自動売買のデメリット2つを紹介していきます。
- 相場の急変に臨機応変な対応は難しい
- ツールによっては設定が難しい
相場の急変に臨機応変な対応は難しい
自動売買プログラムには多くのストラテジーの違いがあって、相場ごとに違ったプログラムが必要になります。
たとえば、レンジ相場の中で売買を繰り返すタイプの自動売買ツールは、レンジ相場がブレイクすると対応することができず利益を逃します。
逆にトレンド寄りに設定されたプログラムだと、レンジ相場の中での売買に上手く対応していない場合もあります。
このように、プログラムによって、使い分けする必要があるのです。
自動売買は臨機応変な対応はできないと考えて、今の相場だとどの自動売買プログラムを選ぶのか?を事前に決めておく必要があります。
ツールによっては設定が難しい
FXの自動売買には多くのツールが存在します。
たとえば、個人が開発したようなものから大手企業が提供しているものまで様々です。
特に個人が開発したようなツールは、情報もあまり公開されていない物も多く、マニュアルも簡素なものもあります。
そうなると、導入時の設定が難しく正しく操作することができない場合もあります。
FXのシステムトレード(自動売買)ツールの種類
自動売買ツールには3つのツールに分類されます。
- リピート型自動売買ツール
- 選択型自動売買ツール
- 開発型自動売買ツール
それでは、それぞれ特徴を見ていきましょう。
リピート型自動売買ツール
リピート型自動売買ツールは、あらかじめ買う値段と売る値段を決め、その価格に達した時に売買が成立します。
一定の値動きで推移するようなレンジ相場では大変活躍してくれるのがリピート型の特徴です。
為替相場は、一気に上昇したり下降したりすることはあまりなく、細かい上げ下げの値動きをして動いています。
リピート型自動売買は、細かい上げ下げを利用し、利益を積み上げてくれるので、仕組みもシンプルで初心者にもおすすめの自動売買です。
選択型自動売買ツール
選択型自動売買ツールは、あらかじめ用意されているいくつかのストラテジーからユーザーが選択して運用するものです。
選択型は、自分でテクニカル分析を組み込んだりすることがなく、実績を上げているストラテジーを選ぶだけなので初心者でも簡単に使えます。
ただ、ユーザーは中身を知らなくてシステムを使って取引ができますが、なぜ買ったのか?などの細かいロジックは分かりません。
つまり、取引ノウハウはユーザーは分からないため、ノウハウを積み上げるというより、機械任せという形になります。
開発型自動売買ツール
設定型自動売買ツールは、ユーザーがシステムの設定を自身で行う必要があります。
テクニカル分析方法や売買タイミングを自身で設定しくために、自由度が高い運用が可能です。
FXでよく耳にする「MT4」はこの設定型自動売買ツールに属し、中級者から上級者向けのツールになります。
FXのシステムトレード(自動売買)のおすすめ口座
FXの自動売買のおすすめ口座5つの特徴を紹介します。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
- FX自動売買1位:トライオートFX
- FX自動売買2位:外為オンライン
- FX自動売買3位:FXブロードネット
- FX自動売買4位:アイネット証券
- FX自動売買5位:マネースクエア
FX自動売買1位:トライオートFX
- 初心者でも使いやすい「セレクト機能」
- 独自ロジックを構築できる「ビルダー機能」
- アプリからでも簡単に自動売買可能
- 業界最挟水準のスプレッド
トライオートは「インヴァスト証券」のシステムトレード自動売買システムです。
リストの中から気に入った設定を選ぶだけで使える「セレクト機能」が優秀で、初心者でも簡単に取引が可能です。
また、慣れてくれば独自のロジックを構築することもでき、中級・上級者にも人気が高いシステムです。
口座開設は、全てオンラインで可能で最短即日で行うことができます。
トライオートFXユーザーの60%がFX初心者というデータもあり、まず、トライオートで自動売買をはじめてみては如何でしょうか?
また、今なら自走売買口座に入金した額に応じて、高額のキャッシュバックキャンペーンも実施中です。
FX自動売買2位:外為オンライン
- 初心者が使いやすいリピート型
- 豊富な通貨ペア
- 相場に自動追従
- 少額で取引可能
外為オンラインの自動売買システムは「iサイクル2」と呼ばれ、初心者でも簡単に使えるリピート型自動売買ツールです。
iサイクル2取引でも26種類の通貨ペアから選べるのも大きなメリットです。
また、1000通貨単位での取引もできるので、米ドル/日本円の取引なら4000円程度からの取引が可能です。
また、自動売買では相場の変動により、想定変動幅から外れてしまうと注文ができなくなりますが、iサイクル2なら相場に自動追従してくれるので安心です。
FX自動売買3位:FXブロードネット
- リピート型なので初心者でも簡単
- 「ガチンコバトル」が使える
- 運用状況の変更はリアルタイムで更新
- 少額からはじめられる
FXブロードネットの自動売買システム「トラッキングトレード」はリピート型でコツコツと利益を積み上げてくれるのが特徴です。
また、トラッキングトレードの「ガチンコバトル」は、「ファンダメンタリスト」「チャ―ティスと先生」「怠け者の楽々投資」「トラトレめがね」の4人が、トラッキングトレードでどれだけ利益を上げられるかを競うコンテンツで、トラッキングトレードのTwitterで発信されています。相場の見方や運用中に注意すべき点が初心者にも分かりやすく紹介されています。
運用状況もTwitterでリアルタイムで更新されるので常に最新の運用ができます。
FX自動売買4位:アイネット証券
- 簡単にFX自動売買が使える
- ループイフダンの勝率が高い
- スワップポイントが高い
- 1000通貨からの少額取引が可能
アイネット証券の自動売買は「ループイフダン」と呼ばれ、リピート型の自動売買システムです。
初心者にも分かりやすい自動売買設定とマニュアルの読みやすさが特徴です。
また、ループイフダンは勝率も高く、利用者の平均利益率は「14%」で、これはトップトレーダーレベルのスキルです。
また、スワップポイントも高水準で、1000通貨からの少額取引が可能です。
アイネット証券はループイフダンの圧倒的な利益率が好評で、ここ5年で口座開設数はおよそ倍増しています。
FX自動売買5位:マネースクエア
- 取引ごとにマネースクエアポイントが貰える
- 特許取得のトラリピ&サポートが充実
- 投資情報が豊富
- 少額から取引が可能
マネースクエアは自動売買システム「トラリピ」を提供しているネット証券会社です。
この「トラリピ」はトラップトレードとリピートイフダンを組み合わせた注文方法で特許を取得しています。
また、「トラリピ」はサポートも充実しており、「トラリピ戦略リスト」では専門家がマーケットを分析し売買戦略を提案してくれます。
また、1000通貨単位取引が可能なため、初心者でも簡単に自動売買を始めやすいのが特徴です。
システムトレード(自動売買)はこんな人におすすめ!
一度裁量取引をやってみたものの、決めたルールを守れなかったことでうまくいかなかった人やFXの正しい知識を身につけたり、勉強し続ける時間がない人、忙しくて取引する時間がしっかりと確保できない人などにおすすめです。
損切りができない人などは裁量取引よりもシステムがルールに則って損切りしてくれるシステムトレードの方に挑戦してみても良いかもしれません。
FXシステムトレード(自動売買)で使う専門用語
FXの自動売買では、普段聞きなれない用語が出てきます。
ここでは、自動売買を行う時によく使われる専門用語5つを解説します。
- プラットフォーム
- ロジック
- 収益率
- 最大ドローダウン
- 勝率
FX自動売買の用語1:プラットフォーム
プラットフォームとは、自動売買を行う基盤という意味で使われる言葉です。
つまり、どの自動売買ツールを使用するか?ということになります。
有名なプラットフォームはミラートレーダーやMT4があり、多くのトレーダーが使用しています。
特に選択式のプラットフォームでは、ミラートレーダーが代表的で、最初から売買システムが搭載されているため、初心者の場合はミラートレーダーから入るのがいいでしょう。
また、開発型のプラットフォームとして有名なのがMT4です。開発型とは、自分で売買システムを開発するため、中級者から上級者向けのプラットフォームになります。
FX自動売買の用語2:ロジック
ロジックとは、再現性の高い取引手法で
・売買のタイミングは何か?
・どの通貨ペアで取引をするか?
・ストラテジーの作成者は誰か?
など、ストラテジーのすべてのスペックをロジックといいます。
自動売買ではロジックがすべて開示されている場合と、不透明な場合があります。
できるだけ、全てのロジックが開示されているストラテジーを選ぶようにしましょう。
FX自動売買の用語3:収益率
収益率とは、自動売買によって取引をした収益の結果のことです。
収益率はストラテジー選びに大変参考になる指標で、当然収益率が高ければ高いほど、優れたストラテジーと言えます。
ただ、そうはいっても単発の取引で収益率が高くても、長期にわたり高い収益性がないとトータルでの収益率は低くなり、収益率は、短期間で見るのではなく、数ヶ月単位で見るようにしましょう。
収益率は、ストラテジー選びの参考指標で、各FX自動売買業者が収益率ランキングなどを提供しています。
その数字を参考にして、ストラテジー選びをするようにしましょう。
FX自動売買の用語4:最大ドローダウン
ドローダウンとは、資産運用において損失が発生して、資産総額が減少することです。
最大ドローダウンとは、ドローダウンの最大値のことです。
言いかえると、最大ドローダウンは最大リスクを表す数字です。
FX取引では、必ずリスクが発生しますが、最大ドローダウンが広いか狭いかは確実に把握しておきたいものです。
低リスクで自動売買をするなら、最大ドローダウンが低いものを選びましょう。
また、最大ドローダウンを見るときに気をつけたいのは、表示させる期間をできるだけ長期間で表示させましょう。
それから、最大ドローダウンは随時更新されますので、チェックしておくことをおすすめします。
FX自動売買の用語5:勝率
勝率とは、利益を出した取引数と総取引数の割合です。
たとえば、利益を出した取引数が5回、総取引数が10回であれば、勝率は50%です。
よく、勝率が高いから良いと思われますが、いくら勝率が高くても、利益確定した金額よりも損失が大きければ意味がありません。
また、稼働したばかりのストラテジーの勝率は、数回しか取引していないのに、100%と表示されてしまう事ことがあるので要注意です。
ストラテジーを選ぶ際に、勝率だけを参考にせず、取引回数、稼働歴、収益率も一緒に見てみることをおすすめします。
FXシステムトレード(自動売買)のFAQ|よくある質問
FXの自動売買をはじめようと思っている方のよくある質問を3つまとめました。
- 自動売買は無料で使える?
- 自動売買は詐欺ソフトが多い?
- 自動売買は本当に儲かるの?
自動売買は無料で使える?
FX会社が提供する自動売買システムには、無料で使えるものと取引手数料がかかるものがあります。
では、どちらが良いのでしょうか?
当然、無料の方が良いと思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
取引手数料が無料でもスプレッドが広い場合は、「取引手数料が発生するもの」よりもトータルでコスト高になることがあります。
スプレッドも取引手数料のひとつとして考え、トータルコストで選ぶようにしましょう。
また、自身のトレードスタイルによって、取引手数料無料か有料のものを選ぶかを判断することがポイントです。
自動売買は詐欺ソフトが多い?
結論からいうと、詐欺ソフト(ツール)は存在します。
主にSNSなどのネットの情報で流通している、個人が販売しているような自動売買ツールの中で、「必ず勝てる!」「〇〇〇円儲かる!」などという謳い文句の商品は買わない方が身のためです。
買ってしまうと、
・全く機能しないツール
・入金後、出金させず、入金全額を持ち逃げする
・高額で購入したUSBデータに何も入っていない
などという場合があります。
多くの自動売買ソフトは安心なのですが、一部こういった個人が開発したようなツールの中には詐欺あるいは詐欺まがいの商品があります。
決してそのような商品には、手をださないようにしましょう。
自動売買で本当に儲かる?
自動売買ツールは非常にメリットが多く、コツコツと稼ぐにはとてもよいものです。
ただ、そんな自動売買も万能ではありません。
自身のトレードスタイルの会っていないツールだと、利益を出すことは難しいでしょう。
では、自分に合う自動売買ツールをどうやって探せばよいのでしょうか?
答えはデモトレードで無料取引をしてみることです。
デモトレードなら、ノーリスクで損失もなくトレードすることができます。
FXシステムトレード(自動売買)のまとめ
以上、FX自動売買のメリット・デメリット、ツールの種類、おすすめ口座などについてお伝えしてきましがたいかがでしたか?
FX自動売買は、忙しい人でも、深夜・早朝の寝ている時でも自動で取引してくれる夢のようなシステムです。
また、専門知識や分析が必要なく、最初の設定さえ済ませてしまえば初心者でも簡単に使えます。
最近では、勝率が高いツールも複数登場しており、自動売買を取り入れる人も倍増しています。
まずは、ノーリスクなデモトレードから試してみることをおすすめします。
なお、自動売買ツールは常に実績などが更新されているので、なるべく最新の情報を確認するとよいでしょう。
当記事管理者情報 プレミアム優待倶楽部PORTAL運営 株式会社ウィルズ マーケティング室 担当:山中
記事管理者情報 | 経歴・概要 |
プレミアム優待倶楽部PORTAL 運営 株式会社ウィルズ マーケティング室 山中 慶太郎 (Keitaro Yamanaka) |
株式会社ウィルズ マーケティング室 山中 慶太郎 (Keitaro Yamanaka) 慶應義塾大学卒業 株式会社ウィルズ並びに、 ウィルズ子会社ネットマイルの マーケティング業務を統括。 本トピックでは、有識者の監修を行い、 消費者志向自主宣言のポリシーの基、 幅広く金融商品に関するご紹介を行っております。 記事内容に関する、誤りの修正、 ご質問などがございましたら、 当社、お問い合わせフォームからお申し出ください。 |