ネット上で取引を完了でき、金利が高めに設定されているネット銀行。
銀行の普通預金よりも、貯金がしやすいので人気を集めていますね!
そこでこの記事では、ネット銀行の選び方や、おすすめのネット銀行6選を紹介します。
この記事を読めば、自分に最適なネット銀行が分かるようになるでしょう。
監修者
金子賢司さん
家計の相談・マネーセミナー講師
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信している。
<保有資格>CFP
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ネット銀行おすすめランキング|TOP6【2024年】
実店舗を構えずインターネット上での取引が中心となるネット銀行。
普通の銀行と比較すると、店舗を持たない分、金利が高く設定されているというメリットがあります。
ここでは、おすすめのネット銀行を5つ紹介します。
ネット銀行によっても特徴や、金利などが異なります。
少しでもネット銀行を開設しようか迷っている方は、どんなネット銀行があるのか参考になさってください。
- GMOあおぞらネット銀行
- 東京スター銀行
- 楽天銀行
- ソニー銀行
- SBJ銀行
おすすめのネット銀行①GMOあおぞらネット銀行
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 | 0.020%〜0.030% |
ATM入金手数料 | 無料 |
ATM出金手数料 | カスタマーステージによって月2回〜20回まで無料 |
提携ATM | ・セブン銀行 ・ゆうちょ銀行 ・イオン銀行 |
振込手数料 | 無料 カスタマーステージによって月1回〜20回まで無料 |
GMOあおぞらネット銀行は他行と比較すると、提携ATMの数が少ないものの、24時間365日の取引が可能です。
またATM出金手数料や振込み手数料の無料回数が多い点も特徴的です。
なお、他行にはない「つかいわけ口座」というサービスを展開していて、生活費や投資資金など用途別に10口座まで開設できます。
目的別に口座を管理することで、どこにどのくらいのお金があるのか可視化されるため、管理しやすくなります。
そのため、複数の口座を持ちたい方にはGMOあおぞらネット銀行がおすすめです。
- 各種手数料がお得
- 口座を目的別につかいわけできる
- 証券コネクト口座を開設すると普通預金の金利が0.11%に上昇する
おすすめのネット銀行②東京スター銀行
出典:東京スター銀行公式サイト
普通預金金利 | 0.001%〜0.100% |
定期預金金利 | 0.002%〜0.25% |
ATM入金手数料 | 回数無制限で無料 (東京スター銀行、セブン銀行、ゆうちょ銀行) |
ATM出金手数料 | ・回数無制限で無料 (東京スター銀行、東京スター銀行内のセブン銀行など通常の営業時間帯)・月8回まで無料 (ゆうちょ銀行、コンビニ、メガバンク) |
提携ATM | ・セブン銀行 ・ゆうちょ銀行 ・コンビニATM・メガバンク |
振込手数料 | 東京スター銀行:無料 他行:実質3回まで無料 (※取引明細書を「郵送なし」に指定した場合) |
東京スター銀行では、給与や年金の受取口座に指定することで、普通預金の金利が0.1%にまで上昇します。
年金生活者にとっても嬉しいサービスだと言えます。
通常の金利から100倍も上昇するため、普段使いの口座としておすすめです。
さらにATM利用手数料や、振込手数料も他行よりも無料で使用できる回数が多く、大変お得に利用できます。
- 取引明細書を「郵送なし」に指定する
- 東京スターダイレクトに登録する
どのネット銀行で口座を開設しようか迷っている方には、東京スター銀行がおすすめです。
- 給与や年金を受け取る口座に指定すると金利が上がる
- 各種手数料がお得
おすすめのネット銀行③楽天銀行
出典:楽天銀行公式サイト
普通預金金利 | 0.002%〜0.10% |
定期預金金利 | 0.002%〜0.10% |
ATM入金手数料 | ・3万円以上の場合無料 ・3万円未満の場合、会員ステージに応じて最大7回/月無料 |
ATM出金手数料 | 会員ステージに応じて最大7回/月無料 |
提携ATM | ・セブン銀行 ・ゆうちょ銀行・イオン銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行 ・コンビニATM・PatSat |
振込手数料 | ・楽天銀行:無料 ・他行:会員ステージに応じて最大3回/月無料・無料回数がない場合は、3万円未満で168円、3万円以上で262円 |
普段の生活で楽天市場を利用したり、楽天カードを持っていたりする方には、楽天銀行がおすすめです。
振込や給与の受取口座に指定することで楽天ポイントが貯まる他、ポイントを支払いに利用できます。
またATM手数料は最大月7回まで無料で、他行への振込手数料は最大月3回まで無料になります。
そんな楽天銀行では、楽天証券の口座と連携するだけで普通預金の金利が5倍である年0.10%まで上昇します。
このように楽天銀行と楽天証券の口座を連携させることをマネーブリッジといいます。
なお楽天証券の口座を開設したからといって、実際に投資しなければいけないということではありません。
口座を開設すれば良いだけなので、投資に興味のない方でも安心して口座を開設できるでしょう。
- 楽天証券で口座を開設するだけで金利がアップ
- 楽天ポイントを貯めて使える
- 各種手数料がお得
おすすめのネット銀行④ソニー銀行
出典:ソニー銀行公式サイト
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 | 0.010%〜0.020% |
ATM入金手数料 | 回数無制限で無料 |
ATM出金手数料 | 月4回まで無料 |
提携ATM | ・セブン銀行 ・イオン銀行 ・ゆうちょ銀行 ・ローソン銀行 ・Enet ・三菱UFJ銀行 ・三井住友銀行 |
振込手数料 | ソニー銀行:無料 他行:月1回無料 (Sony Bank WALLETを持っている場合は月2回まで無料、優遇プログラムClub S対象者はステージに応じて最大11回無料) |
普通預金や定期預金なども扱うソニー銀行ですが、外貨預金も充実しています。
人気の高い米ドルやユーロなどを海外ATMで引き出して使えるため、海外に頻繁に行かれる方には特におすすめです。
ソニー銀行で口座を解説すると、Sony Bank WALLETというVISAデビット付きキャッシュカードが付与されます。
VISAのタッチ決済にも対応しているため、利便性は抜群です。
- 円預金だけでなく外貨預金も充実している
- Sony Bank WALLETがVISAのタッチ決済に対応している
- 海外ATMで米ドルやユーロ、豪ドルなどを引き出せる
おすすめのネット銀行⑤SBJ銀行
出典:SBJ銀行公式サイト
普通預金金利 | 0.002% |
定期預金金利 | 0.03%〜0.20% |
ATM入金手数料 | ・セブン銀行、イオン銀行、イーネットの場合:入金と出金が合計月10回まで無料 ・ゆうちょ銀行とみずほ銀行の場合:入金と出金が合計月3回まで無料 |
ATM出金手数料 | ・セブン銀行、イオン銀行、イーネットの場合:入金と出金が合計月10回まで無料 ・ゆうちょ銀行とみずほ銀行の場合:入金と出金が合計月3回まで無料 |
提携ATM | ・セブン銀行 ・イオン銀行 ・ゆうちょ銀行 ・みずほ銀行 ・イーネット |
振込手数料 | ・SBJ銀行:無料 ・他行:月5回まで無料 |
SBJ銀行は韓国の金融機関の日本法人です。
そんなSBJ銀行の特徴はネット銀行の中でも、定期預金の金利が高めに設定されています。
またATM利用手数料が最大月10回まで無料になる点もポイントです。
無料で利用できる回数が多いため、お金を使うたびに引き出したい方にもおすすめのネット銀行です。
- 定期預金の金利が最大0.20%と高めに設定されている
- ATMを毎月、最大10回無料で利用できる
- 万が一の場合でも1,000万円と利息が保護される預金保険制度の対象
ネット銀行の選び方
上記で紹介してきたように、おすすめのネット銀行はたくさんあります。
どのネット銀行も独自のサービスを提供しているなど、特徴が異なります。
そこで、ここではネット銀行の選び方をお伝えします。
- 利用したい商品や銀行の金利の高さで選ぶ
- 手数料が無料になる回数で選ぶ
- ATMの設置数や提携先などの利便性で選ぶ
- 利用したい機能があるかで選ぶ
①金利の高さで選ぶ
低金利時代が続いているため、店舗を構えるメガバンクの普通預金を利用しても、大した利息が付きません。
しかし、ネット銀行の多くは普通預金で0.001%以上の金利を設定しています。
微々たる違いですが、メガバンクよりもネット銀行の方が高い金利に設定されていることが一般的です。
金利は少しでも高い方が、手元に残るお金が多くなります。
ネット銀行や商品によっても金利は様々です。
少しでも、金利の高い商品を選ぶことをおすすめします。
②振込手数料やATM手数料の安さで選ぶ
月に何度も振込みがあったり、ATMを利用したりする場合は、少しでも手数料が安いネット銀行を選びましょう。
仮に手数料がかかったとしても、1回数百円程度ですが、毎月利用する場合年間の金額を合計すると大きな金額になる可能性があります。
③利便性で選ぶ
ネット銀行によっても提携しているATMやATM設置数は異なります。
月にまとめて引き出すのではなく、お金が必要なときにATMで引き出す方は、家や職場などの近くに提携ATMのあるネット銀行を選ぶと便利です。
④自分の需要にあっているかで選ぶ
クレジットカード決済をよく利用する方は、クレジットカードの引き落とし口座に指定することで、得点を得られるかを確認しましょう。
ネット銀行を引き落とし口座に指定することで、ポイント還元率が上がる、ATM手数料が無料になるといったメリットがあります。
例えば、この記事でもおすすめのネット銀行として紹介した楽天銀行の場合、楽天カードの引き落とし口座として設定すると、下記のメリットを得られます。
- 普通預金の金利が2倍になる
- 楽天証券の口座と連携すれば金利が最大5倍になる
このように、同一グループのサービスを利用することで、お得になるケースはたくさんあります。
⑤サポート体制で選ぶ
ネット銀行は何かトラブルが発生した時に、駆けこめる店舗がないのですよね……?
ネット銀行初心者としては、サポートが充実したところを使いたいです……。
実店舗を構えないネット銀行ですが、サポートセンターが設置されています。
そのため電話やメールで、不明点を解決可能です。
ネット銀行初心者の方は、サポートが充実していそうなサービスを利用しましょう。
貯金におすすめ!高金利のネット銀行
少しでも貯金額を増やしたいなら、高金利のネット銀行を選ぶべきですよね……!
どのネット銀行が高金利を打ち出していますか……?
ここでは、貯金におすすめのネット銀行を紹介します。
なお貯金のおすすめということで、普通預金ではなく定期預金の金利に注目しておすすめのネット銀行を選出しました。
東京スター銀行 | 0.002%〜0.25% |
SBJ銀行 | 0.03%〜0.20% |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.020%〜0.030% |
円の定期預金を始めるなら、最大金利が0.25%の東京スター銀行がおすすめです。
試しに定期預金を始めたい場合は、SBJ銀行が便利です。
預入期間が短いほど金利が低くなるものの、1週間という短期間から利用できます。
なおGMOあおぞらネット銀行も短期間の定期預金におすすめです。
1ヶ月以上3ヶ月未満という短期間で金利は0.020%に設定されています。
ネット銀行は目的に合わせて使い分けるのがおすすめ
ネット銀行は、目的に合わせて複数を使い分けるのがおすすめです。
特に、貯金額が1,000万円を超えている方は一つのネット銀行に全ての資金を預けるのではなく、複数を使い分けるべきです。
日本では国内の銀行が何らかの事情で破綻した場合、その銀行に預けていた1,000万円と利息分が保護されます。
つまり、1,200万円の貯金があった場合、1,000万円とその利息分だけが保護されるため、残りの200万円を失うことになってしまいます……。
万が一のことが起きないためにも、日頃から複数の銀行口座を持っておくべきなのです。
なお目的別にネット銀行を使い分ける方法は下記の通りです。
- 生活費様の口座
- 貯金目的の口座
- 投資目的の口座
生活費用の口座には、ATM利用回数や振込み手数料がお得なネット銀行を選びましょう。
ATMが生活圏内にあるかも重要なポイントです。
貯金目的の口座であれば、金利が高くなる定期預金がおすすめです。
なお貯金という目的を達成するためにも、円定期預金など元本が保証されるタイプの商品を選ぶことが大切です。
投資目的の口座であれば、金利が高い商品を選ぶことをおすすめします。
特にネット銀行の外貨預金には、金利が高く設定されている商品がたくさんあります。
しかし、金利の高さだけに注目して外貨を選ぶとリスクだけが高くなることも考えられます。
人気が高く安定している米ドルなどをうまく組み合わせながら、外貨預金を利用しましょう。
なお、外貨預金は元本割れする恐れがある商品です。
そういった側面を踏まえて、しばらく使う予定のないお金を投入することをおすすめします。
ネット銀行の危険性と安全に利用するための対処法
ここまでお伝えしていたように、ネット銀行は非常に利便性が高いのが特徴です。
しかし店舗がないということから、安全生に疑問を感じる方もいるでしょう。
ネット銀行を利用する上での注意点や危険性、安全のための対処法などを紹介します。
- フィッシング詐欺やパスワードの使い回しに気をつける
- 万が一トラブルに巻き込まれた際はすぐネット銀行に連絡する
ネット銀行の危険性と対処法
ネット銀行を利用するためには、インターネットを使用します。
そのため基本的には、普段ネットを使用するときに気をつけることを意識していれば問題ありません。
- ウイルスへの感染
- フィッシング詐欺
- 不正ログイン
普段からネットを使っている方は、ウイルスという言葉を耳にしたことがあるでしょう。
安全性が保たれていないサイトを閲覧した際に、ウイルスに感染するわけではありません。
実際にネット銀行にログインしようとしたときに、不自然なタイミングでログイン画面がポップアップとして表示されることがあります。
その結果、ログイン情報をポップアップに入力してしまうと、情報を盗み取られてしまうのです。
本物のネット銀行の公式ホームページにアクセスした際に起こるため、不自然だと感じない方もいるでしょう。
対処法としては、自分の意思でログインしようとしていないときに、ログインを促すポップアップが表示されても、絶対に情報を入力しないことに尽きます。
続いて、近年問題になっているフィッシング詐欺にも気をつけるべきです。
本物のネット銀行を思うわせるほど、巧妙に作られているものもあるため、素人がフィッシング詐欺なのか見分けるのは非常に難しくなっています。
そのため、フィッシング詐欺が横行しているということを念頭に、送られてきたメールやSMSからログインするのではなく、自分でネット銀行のログイン画面にアクセスしましょう。
ネット銀行にログインするためのパスワードを生年月日や名前など、推測しやすいものに設定している場合、すぐにパスワードを変更しましょう。
なお他のサービスで同じパスワードを使いわましている際も同様です。
他の人が推測しにくい意味のない数字や、英数字を羅列させたパスワードを作りましょう。
小文字と大文字を混ぜて作ることも重要です。
またネット銀行にアクセスする際に使用するデバイスを常に、最新の状態に更新しておくようにしましょう。
それでも心配な場合は、ウイルス対策ソフトを使用するのも有効です。
- ネット銀行にアクセスしようとしていないのに、ポップアップが表示されたそのページを離れる
- ネット銀行から送られてきたメールやSMSのリンクに飛ばない
- ネット銀行にログインするためのパスワードは使い回さない
- ネット銀行のパスワードは他人が推測しにくい物を使う
- ネット銀行にログインするデバイスを最新のバージョンに更新する
- ネット銀行にログインするデバイスでウイルス対策ソフトを使用する
被害に遭ったらすぐに問い合わせる
もしも不正ログインやフィッシング詐欺などの被害に遭ってしまった場合は、すぐにネット銀行に問い合わせましょう。
そのように対処すれば良いのかや、それ以上被害に逢わないための対策を教えてくれます。
なお不正送金の被害に遭ってしまった場合は、限度額の範囲内で保証を受けられるはずです。
おすすめのネット銀行まとめ
本記事ではおすすめのネット銀行について紹介してきました。
一口にネット銀行といっても、金利や商品の内容は異なります。
そのためご自分がネット銀行を使う目的をはっきりさせた上で、どの商品が適しているのか探しましょう。
なお多くのネット銀行の開設手続きはネットで完了し、料金もかかりません。
気になるネット銀行が見つかったら、口座開設手続きを始めてみましょう!
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記事管理者情報 | 経歴・概要 |
プレミアム優待倶楽部PORTAL 運営 株式会社ウィルズ マーケティング室 山中 慶太郎 (Keitaro Yamanaka) |
株式会社ウィルズ マーケティング室 山中 慶太郎 (Keitaro Yamanaka) 慶應義塾大学卒業 株式会社ウィルズ並びに、 ウィルズ子会社ネットマイルの マーケティング業務を統括。 本トピックでは、有識者の監修を行い、 消費者志向自主宣言のポリシーの基、 幅広く金融商品に関するご紹介を行っております。 記事内容に関する、誤りの修正、 ご質問などがございましたら、 当社、お問い合わせフォームからお申し出ください。 |